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侵華日軍第七三一部隊罪障陳列館に行ってきた。

成都で知り合った人に教えてもらったハルビンにある侵華日軍第七三一部隊罪障陳列館。
ここに行ってみたくて、予定を変更してハルビンまで来たわけで。


侵華日軍第七三一部隊罪障陳列館なんて言ったって何のこっちゃって感じだとおもうんですけど、自分も詳しく知らないしネットで検索しても色々書かれすぎててどれが本当の事なのか訳わからない。

なので、見たものそのまま書こうかと。

2015.8.15にリニューアル(日本にとっての終戦記念日)
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入ってすぐこれ。
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731部隊は細菌兵器について研究していた。
対ソ連に備えて行っていた。

なぜ、ハルビンで実験をする事になったのかには3つの理由があった。

①病気になっている人を調べる必要がある(大量のサンプルを得やすい)
②細菌が発生した場合、現地に転化できる
③戦争になった時有利な場所

731部隊には、当時トップクラスの医学者が集まっていた。

別名、ネズミ部隊と言われるほど、ネズミを飼っていてネズミについているノミを繁殖させてペスト菌の研究をしていた。

人体実験の被験者は主に捕虜やスパイ容疑者として拘束された朝鮮人、中国人、モンゴル人、アメリカ人、ソ連人等で、「マルタ(丸太)」という呼び方をされていた。一般市民、女性や子供が含まれていた。

日本人の証言ビデオでも「マルタ」という呼び方をしていた。
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実験は、生体実験でも行っていた。


野外実験が三箇所あり、他にも臨時で作られていた
十字架に人をつけて、すぐに死なないように日本の軍服を着せて頭と胴体を守って手足だけ出してた。
飛行機から細菌が入った爆弾を落とし、上空100mから200mで爆発させて破片を被験者にあて細菌に感染させた。
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凍傷実験
実験の効率を上げる為、わざわざ凍傷実験室を作った
あえて凍傷させて、凍り具合を測定してたとか。
その結果、37度の温水に浸すことがいちばん凍傷には良い事が分かった
実際の凍傷実験棟もあったけど、とても写真を撮れる雰囲気でもなく入りたくもない雰囲気だった。

他にも、ネットでは色々な実験を行ったと書いてあるけど館内ではそれらしき案内はなかった。

敷地内には三つの焼却炉があり
被験者の死体
動物
731部隊用
に分けられていた。
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館内には中国観光客も多く、ガイドが日本という単語をいうたびに非常に居心地の悪さを感じた。
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一人で行っていたので、喋る事はないんだけど日本人だとわからないように行動しようとしてた思う。
でも、受付でオーディオガイド借りる時、担当の人はすごく感じがいい人だったけどね。

731部隊に所属していた日本人の証言ビデオも多くあり、全部全部が嘘じゃないんだろうな。という印象だった。
日本人がそんな事するはずないってのも無いしね。

どっかで、中国の事だからありもしない事を言っているのもあるんだろうなってのもまだ拭えないんだけど、戦争関連の事は色んな意見を持つ人がいるし曖昧な知識で何かを言う事はできない。

けど、実際にこういう施設があるという紹介でした。
機会があればぜひ。




さ、明日は北京に行くよー。


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